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【現地レポート】大会4日目 準々決勝 女子日本代表は73-57で勝利し、来年のFIBAワールドカップの出場権を獲得 -準決勝の中国戦では日本らしいバスケットを–

2017年7月28日

 インド・バンガロールで開催されている「FIBA女子アジアカップ2017」は4日目。決勝トーナメントに突入し、準々決勝を迎えました。勝てば上位4チームに与えられる「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2018」への出場権を獲得できるだけに、どのチームにとっても絶対に負けられない試合となりました。

 予選ラウンドをBグループ2位で通過した「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームは、その準々決勝でチャイニーズ・タイペイと対戦。チャイニーズ・タイペイは、予選ラウンドでは北朝鮮を相手に辛くも勝利するなど(77-76)、苦しみながら予選を戦っていたチームです。それだけに、下馬評では日本が優位でしたが、日本はここ3試合で課題となっている“出だしの悪さ”を露呈してしまいます。

足を使った攻撃を仕掛け、第2ピリオドだけで11得点。チームに良い流れをもたらした#7水島 沙紀選手

足を使った攻撃を仕掛け、第2ピリオドだけで11得点。チームに良い流れをもたらした#7水島 沙紀選手

 第1ピリオド序盤、チャイニーズ・タイペイが先行する中、日本はイージーシュートを落とすなど、重い展開が続きます。それでも、このピリオドだけで9得点を挙げた#0長岡 萌映子選手(トヨタ自動車アンテロープス)の奮起で何とかついていくと、第1ピリオドは2点ビハインドにとどめます。しかし第2ピリオドでは、「自分のできることを精一杯やろうと思っていました」という途中出場の#7水島 沙紀選手(トヨタ自動車アンテロープス)がジャンプシュートに速攻、3Pシュートにと得点を重ね、第2ピリオド中盤でチャイニーズ・タイペイを捉えます。その後、#6大﨑 佑圭(JX-ENEOSサンフラワーズ)、#8髙田 真希選手(デンソー アイリス)らも続き、終わってみれば逆転に成功、最後は33-30の3点リードで前半を終えます。

 ハーフタイムでは、「3点リードで勝っているのだから、落ち着いて日本のバスケットをしたら勝てる」と選手に伝えたトム・ホーバスヘッドコーチ。その言葉どおり、後半になると、激しさを増したディフェンスが効き、スティールや相手のターンノーバーを誘発。#0長岡選手、#1藤岡 麻菜美選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)らの連続得点で一気にチャイニーズ・タイペイを引き離すと、第4ピリオドでも形勢は変わらず、後半にギア入れ変えた日本が、足を使った攻撃で畳み掛け、チャイニーズ・タイペイを74-57で下しました。

18分強の出場で10アシストをマークした#12吉田 亜沙美選手

18分強の出場で10アシストをマークした#12吉田 亜沙美選手

 この結果、日本と、日本戦前に行われた準々決勝で勝ち上がってきた韓国、オーストラリア、中国の4ヵ国が、来年スペインで開催される「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2018」の出場権を獲得を獲得しました。

 試合後、「とりあえず(勝てて)良かったです」と安堵の表情を見せるトム・ホーバスヘッドコーチ。負けたら世界への道が途絶えるだけに、ひとまず準決勝に進んだことに笑顔を見せていました。それでも、「この大会ではまだうちのベストのバスケットはやっていないです。3か月間、選手たちは一生懸命頑張りました。だから日本のバスケットを見せたいし、もっと出来ると思っています」と、語気を強めます。

 それもそのはず、準決勝へ進んだものの、ここまでの戦いはスッキリとしない内容が多く、日本が今大会に鍛え上げてきたハードなディフェンスと速い展開の攻撃は、見せてはいるものの、完璧とは言えません。それだけに、今大会の大一番を迎える準決勝の中国戦では、その日本らしいバスケットを出し切って決勝進出を決めたいところです。

外角シュートにドライブ、ポストアップと多彩な攻撃で責め立てた#0長岡 萌映子選手

外角シュートにドライブ、ポストアップと多彩な攻撃で責め立てた#0長岡 萌映子選手

 「中国は2年前と比べ、走れるようになっています。プレッシャーディフェンスもしています。すごく変わりましたが、(明日は)日本のバスケットをするだけ。大きいですが、走り合いなら負けません」と、トム・ホーバスヘッドコーチは気合いを入れます。また、チャイニーズ・タイペイ戦で28得点を稼ぎ出した#0長岡選手も「選手それぞれに役割がありますが、それを(個々が)できたときは日本は強いと思います。それができた上で力を出し切ることが勝ちにつながっていくと思います。どれだけ中国に食らいつき、我慢できるか。そういった我慢強さは日本の方があると思うので、“日本らしさ”を出していきたいです」と頼もしいコメントを残してくれました。

 準決勝では、宿敵・中国を機動力あるバスケットで翻弄し、日本らしさを出し切って勝利を掴みにいきます。

■FIBA女子アジアカップ2017 大会4日目

【試合結果】予選ラウンド第3戦(グループB)
7月25日(火) 13:15(日本時間 16:45)~
日本(2勝1敗) ● 74-83 ○ オーストラリア(3勝)
(15-14, 15-20, 20-25, 24-24)

▼BOXスコア
http://fibaasiacup2017-women.japanbasketball.jp/pbp_team?schedulekey=3412&period=18&site=2

▼ゲームレポート
http://fibaasiacup2017-women.japanbasketball.jp/report?schedulekey=3412&site=2

▼Live Stats
http://www.fiba.com/womensasiacup/2017/2707/Japan-Chinese-Taipei

【試合後コメント】
◆トム・ホーバス ヘッドコーチ

 とりあえず(勝てて)良かったです。この試合は、ルーズボールが全然取れず、良いディフェンスやっても相手のタフショットが入るといったケースが多く、さらに我々の3Pシュートも入らなかったので、ちょっと危ない試合でした。でも後半は、みんなが落ち着いてプレッシャーディフェンスをしたことで、相手のターンオーバーが続き、ファストブレイクも出すことが出来ました。#0長岡もしつこく走ってくれました。あのしつこいバスケットが日本には必要です。
 明日の(準決勝の)中国戦も、自分たちのバスケットをすることが第一です。中国は2年前と比べて走れるようになっていますが、日本チームも(走り合いなら)負けません。

◆#0 長岡 萌映子 選手 (トヨタ自動車 アンテロープス)
 今日はチームとして絶対に勝たないといけない、勝ち方にもこだわらないといけない、明日にもつながる試合にしないといけませんでした。個人としては、明日につながったと思いますし、最終的に我慢できた試合だったこともチームとして収穫だったと思います。

大一番となる準決勝に向け、「中国には走り負けない、日本らしいバスケットを展開したい」と意気込みを語ったトム・ホーバスヘッドコーチ

大一番となる準決勝に向け、「中国には走り負けない、日本らしいバスケットを展開したい」と意気込みを語ったトム・ホーバスヘッドコーチ

■FIBA女子アジアカップ2017 大会5日目

【試合日程】準決勝
7月28日(金) 17:45(日本時間 21:15)~
日本(通算3勝1敗/B2位) vs 中国(通算4勝/ A1位)

▼Live Stats
http://www.fiba.com/womensasiacup/2017/2807/China-Japan

▼テレビ放送 フジテレビONE TWO NEXT(CS放送)
http://otn.fujitv.co.jp/b_hp/917200134.html

▼動画配信 DAZN(ダ・ゾーン)
https://www.dazn.com/ja-JP

【JBA大会特設サイト】
http://fibaasiacup2017-women.japanbasketball.jp/



■FIBA女子アジアカップ2017 日本代表選手メンバー

ヘッドコーチ トム・ホーバス (JBA)

#0 長岡 萌映子 (トヨタ自動車 アンテロープス)
#1 藤岡 麻菜美 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
#6 大﨑 佑圭 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
#7 水島 沙紀 (トヨタ自動車 アンテロープス)
#8 髙田 真希 (デンソー アイリス)
#12 吉田 亜沙美 (JX-ENEOSサンフラワーズ) ※CAP
#13 町田 瑠唯 (富士通 レッドウェーブ)
#20 近藤 楓 (トヨタ自動車 アンテロープス)
#22 河村 美幸 (シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
#30 馬瓜 エブリン (トヨタ自動車 アンテロープス)
#39 赤穂 さくら (デンソー アイリス)
#52 宮澤 夕貴 (JX-ENEOSサンフラワーズ)



■FIBA女子アジアカップ2017 大会概要

【開催期間】2017(H29)年7月23日(日)~7月29日(土)
【開催地】インド・バンガロール
【会 場】Kanteerava Indoor Stadium

【出場国】全15チーム
◎ディビジョンA:8チーム
[グループA]ニュージーランド、チャイニーズ・タイペイ、北朝鮮、中国
[グループB]韓国、フィリピン、日本、オーストラリア

◎ディビジョンB:7チーム
[グループA]スリランカ、インド、ウズベキスタン
[グループB]レバノン、シンガポール、カザフスタン、フィジー

【 FIBA女子バスケットボールワールドカップ2018 出場枠】
ディビジョンAの上位4チームが、2018年にスペインで開催される「FIBAバスケットボール女子ワールドカップ2018」の出場権を獲得する。

【JBA大会特設サイト】
http://fibaasiacup2017-women.japanbasketball.jp/

【FIBA大会公式サイト】
http://www.fiba.com/womensasiacup/2017/

スケジュールSCHEDULE

7月23日(日) 13:15 TIPOFF
第1戦

フィリピン

55-106

日本

7月24日(月) 15:30 TIPOFF
第2戦

日本

70-56

韓国

7月25日(火) 13:15 TIPOFF
第3戦

日本

74-83

オーストラリア

7月27日(木) 17:45 TIPOFF
準々決勝

日本

73-54

チャイニーズ・タイペイ

7月28日(金) 17:45 TIPOFF
準決勝

中国

71-74

日本

7月29日(土) 20:00 TIPOFF
決勝

日本

74-73

オーストラリア

※時間=現地時間(日本時間 -3h30m)

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